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賃金とは何か

先輩社労士の方に薦められて、
「賃金とは何か」という本を読みました。

   

職務給や職能給なんて、
当たり前のように使ってる用語というか賃金の制度が、
どういう経緯で導入され、作られ、
日本の企業社会に浸透していったのかということが、
張本人(?)の口から語られるというリアルさが面白かったです。

   

第二次大戦後に、
GHQからアメリカ式の仕事基準の賃金制度である職務給を押し付けられながらも、
日本型雇用に相応しい人間基準の職能給を発案していく葛藤・苦闘の部分は、
あたかも、ひとつのヒーローストーリーのような感動もあたえてくれました。

   

インタビューアーの過剰なレスペクトぶりが、
やや鼻につく展開ではありますが、
まあ、「賃金の神様」とも称される方なので、
そこらへんは目をつぶるとして。
ちなみに、楠田丘さんという方の本です。

   

分厚い本ですが、
口述式なので、すらすら読めます。
関連業界の方にはお薦めです。
ただし、3600円もするので、
私は図書館で借りて読みました。

   

さいたま市の図書館は、
ネット上で検索と予約・取寄せができて便利です。
会社員編集者のときは、
資料として本は買い放題でしたが、
自営業となるとその出費もばかになりません。
勉強したいテーマの本やちょっと娯楽で読みたい本は、
ひとまず図書館で借りてみて、
手元においておく必要がある場合は購入するという流れにしています。
(妻はもっぱら「刑事コロンボ」や「釣りバカ日誌」なんかのビデオを楽しんでいます)

   

IT化してるので当然なんですが、
キーワード検索が大変便利。
賃金、人事、給与なんて大きなキーワードだと、
一般の検索やネット上の書店の検索では、
玉石混交でなかなかほしい情報にたどりつけません。
公立図書館の蔵書というスクリーニング済みなので、
その点が楽チン。
本当に図書館には感謝なのですが、
書いていて思い出しましたが、
何度か不愉快な目にも合っています。

   

通常自分で選んだ本を借りるのは
本をバーコード読み取り機に通して、
人の手を借りずにできるのですが、
取寄せた本は窓口の人に取ってもらわなければなりません。
この職員が……、
もちろん、感じのよい職員はたくさんいます
(感じのよいのは恐らくアルバイトだろうなと思える人が多いですが)。
ところが、中には無言でカウンターに本を放り投げるヤツがいるんですよ。
しかも、こっちを見てもいません。

 

おいおい、ちょっと待てよ、これはお前のものじゃあるまい、お前から頂戴してるわけじゃないんだ、市民の税金が元の共有財産だろう、それを放り投げるんじゃない、しかも、お前はサービス業だろう、パブリックサーバントだろうが、税金で飯食わしてもろうとるんやろ、どうぞの一言もいえんのかい。なんじゃあ、その態度は! 奥歯に手つっこんで~(以下、略)

 

 
まあ、役人を志向して実際に役人人生を送っているような人たちですから、
その怠慢さやクソおもらい根性の徹底振りというのは、
古今東西ジョークのネタの王道として揶揄され続けているとおりでしょう。
私が一人で熱くなっても仕方ありません。
ああ、役人になっとけばよかった。って、そんな結論かよ。
今週も取り留めない雑文で失礼いたしました。

   

業務は先週からの継続です。
B社の新人事制度は詳細設計に入り、
賃金構造の海の中をさまよっております。
ああ、早く新規開拓しないと。

   

※本日の運動と食事
 運動なし。 順調に太っています。
  

朝食:トースト、ハムエッグ、キャベツ、野菜ジュース、コーヒー、サプリメント
昼食:なし
夕食:カレーライス、野菜サラダ(キャベツとキュウリとブロッコリー)、みそ汁。
   とろけるチーズをのせて焼きカレーにしてみましたが、電子レンジのオーブン機能では普通のカレーライスと変わりはありませんでした。お店のちゃんとしたオーブンで焼いた焼きカレーはおいしんですよね。
 

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庭先の南天が真っ赤な実をつけた。

深まる秋に思いをはせるケメ子。















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「起業」カテゴリの記事

コメント

楠田丘先生の持論は古いと思いますけどね。まあ、大家ですから、敬意ははらうべきでしょう。しかし、職能給の割合を多くすると、有能な若手には逃げられやすくなり、自然と平均年齢が高くなって、人件費が重くのしかかる事態になるのは必定。ある程度の職務給と昇進・昇格でモチベーションを維持する工夫を人事体系に組み込まないと、中小企業はジリ貧を免れません。私はそう考えています。

投稿: 燃える海 | 2006年10月31日 (火) 12時29分

コメントありがとうございます。

職能給はどうしても年功的にならざるを得ないので、その観点からだけでしたら、ご指摘のとおりで、かなりレベルの高いテーマです。

しかし、中小企業の実態に接していると、まだまだ賃金表が整備されていないところも多く、ひとまず人事考課・賃金制度を導入するには、従来の年功的固定給に職能給を組み込んだ評価給を入れるだけで画期的な改革になります。

加えて、中小企業では経営陣も働く人も斬新な制度改革は望みません。実態に合わせた年功色を残すのがベターだと思います。

さらに、中小企業の現場では、職務給が運用できるような分業はできません。

もっとも、私が実感しているのは、社労士が新規参入しやすい規模(20~30人)でのことですから、中小企業というより零細企業と呼ぶ規模かもしれませんので、あしからず。

投稿: むくひろ | 2006年11月 1日 (水) 10時46分

確かに、賃金規定があるかないか怪しいような状態からのスタートでは、実感なさっておられるようなことだろうと思います。労使ともに納得のゆく改革から着手し、会社らしい会社へ整備してゆく。そのサポートは大変有意義なことです。頑張ってください。

投稿: 燃える海 | 2006年11月 1日 (水) 11時12分

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